ご覧いただきありがとうございます。かもめです。休みの日にコツコツと日本100名城・続日本100名城を巡ってます。

100名城とは 

~3つの基準~

まず選考対象を各都道府県から1城以上5城以内とし、以下の3つの基準を満たしていることとした。

①すぐれた文化財・史跡であること
②著名な歴史の舞台であること
③時代・地域の代表であること

日本の城郭ファンからたくさんの応募があり、これらを基礎資料と位置付けて平成17年12月に選定会議が開始された。選定委員会での熱心な討論を経て、ついに日本100名城が選定され発表された。

お城の歴史

・原始・古代
原始からひとびとは自分の生活空間を柵や堀で取り囲んでんでいた。
弥生時代には堀と土塁や柵で防御を施した環濠集落と呼ばれる集落が誕生。弥生時代中ごろになるとより高い防御機能を持つ集落が出現。七世紀ごろには大陸軍の本土侵攻を恐れた朝廷は古代山城と呼ばれる石垣造の城壁で囲まれたお城を築くようになる。奈良時代になると官衙かんが(役所)が置かれ地方支配の体制が整い始め、国や郡単位で築地や塀で囲まれた官衙が築かれていく。

・中世
鎌倉幕府になると御家人となった武士たちは館とよばれる屋敷を構えていった。
館は水堀と土塁で囲まれた四角形が多かった。鎌倉幕府の支配力が弱まり南北朝時代になると山城が誕生するがこれは幕府との戦闘のための臨時的なお城であった。戦国時代になると南北朝時代と同じように山城が築かれるが、南北朝時代のような臨時的なものではなく普段使いではないものの恒久的な施設として築かれた。

・近世
戦国末期になると戦国大名はお城を領国の政治・経済的中心とすべく整備していった。そこで、小高い丘に築かれる平山城が普及していく。この時代にはこれまでの戦闘方法が個人戦・接近戦が主流だったが、鉄砲の普及と共に集団戦に変化し遠距離の射撃戦が主流となっていきこの変化が平山城が普及していく一因となった。織田信長が天下統一し安土城を築城したがこれまでにない五重の天守と呼ばれる高層建築物がそびえたつ。豊臣秀吉の時代になると大阪城を築き上げた技術が全国統一基準となり全国に石垣や天守をもつお城が普及してく。こうして平地や河口部にも築城が可能となり平城が誕生する。平城は平野部に築かれ周辺には侍屋敷だけではなく商人や町人が暮らす城下町を配置することができた。江戸時代になると幕府は一国一城令を発布し支城は破壊させ、新しく築城することを原則禁止し修復する時も幕府の許可が必要であった。

日本100名城リスト
日本100名城スタンプの場所
続・日本100名城リスト
続・日本100名城スタンプの場所

日本100名城一覧

聞いたことがある有名なお城がほとんどで公共交通機関でもアクセスしやすいです。各都道府県を代表するお城がメインとなってます。

1.根室半島チャシ跡郡(北海道) 2.五稜郭(北海道)
3.松前城(北海道) 4.弘前城(青森)
5.根城(青森)6.盛岡城(岩手)
7.多賀城(宮城) 8.仙台城(宮城)
9.久保田城(秋田) 10.山形城(山形)
11.二本松城(福島) 12.会津若松城(福島)
13.白河小峰城(福島) 14.水戸城(茨城)
15.足利氏館(栃木) 16.箕輪城(群馬)
17.金山城(群馬) 18.鉢形城(埼玉)
19.川越城(埼玉) 20.佐倉城(千葉)
21.江戸城(東京) 22.八王子城(東京)
23.小田原城(神奈川) 24.武田氏館(山梨)
25.甲府城(山梨) 26.松代城(長野)
27.上田城(長野) 28.小諸城(長野)
29.松本城(長野)  30.高遠城(長野)
 31.新発田城(新潟) 32.春日山城(新潟)
33.高岡城(富山) 34.七尾城(石川)
35.金沢城(石川) 36.丸岡城(福井)
37.一乗谷城(福井) 38.岩村城(岐阜)
39.岐阜城(岐阜) 40.山中城(静岡)
41.駿府城(静岡) 42.掛川城(静岡)
43.犬山城(愛知) 44.名古屋城(愛知)
45.岡崎城(愛知) 46.長篠城(愛知)
47.伊賀上野城(三重) 48.松阪城(三重)
49.小谷城(滋賀) 50.彦根城(滋賀)
51.安土城(滋賀) 52.観音寺城(滋賀)
53.二条城(京都) 54.大阪城(大阪)
55.千早城(大阪) 56.竹田城(兵庫)
57.篠山城(兵庫) 58.明石城(兵庫)
59.姫路城(兵庫) 60.赤穂城(兵庫)
61.高取城(奈良) 62.和歌山城(和歌山)
63.鳥取城(鳥取) 64.松江城(島根)
65.月山富田城(島根) 66.津和野城(島根)
67.津山城(岡山)68.備中松山城(岡山)
69.鬼ノ城(岡山) 70.岡山城(岡山)
71.福山城(広島) 72.郡山城(広島)
73.広島城(広島) 74.岩国城(山口)
75.萩城(山口)76.徳島城(徳島)
77.高松城(香川)78.丸亀城(香川)
79.今治城(愛媛) 80.湯築城(愛媛)
81.松山城(愛媛) 82.大洲城(愛媛)
83.宇和島城(愛媛) 84.高知城(高知)
85.福岡城(福岡) 86.大野城(福岡)
87.名護屋城(佐賀)88.吉野ケ里(佐賀)
89.佐賀城(佐賀)90.平戸城(長崎)
91.島原城(長崎) 92.熊本城(熊本)
93.人吉城(熊本) 94.大分府内城(大分)
95.岡城(大分) 96.飫肥城(宮崎)
97.鹿児島城(鹿児島) 98.今帰仁城(沖縄)
99.中城城(沖縄) 100.首里城(沖縄)

続日本100名城一覧

続日本100名城は日本100名城に比べるとアクセスする難易度がグッと上がります。

101.志苔館(北海道) 
102.上ノ国勝山館(北海道)
103.浪岡城(青森)104.九戸城(岩手)
105.白石城(宮城) 106.脇本城(秋田)
107.秋田城(秋田)108.鶴ヶ岡城(山形)
109.米沢城(山形)110.三春城(福島)
111.向羽黒山城(福島)112.笠間城(茨城)
113.土浦城(茨城)114.唐沢山城(栃木)
115.名胡桃城(群馬) 116.沼田城(群馬)
117.岩櫃城(群馬) 118.忍城(埼玉)
119.杉山城(埼玉)120.菅谷館(埼玉)
121.本佐倉城(千葉) 122.大多喜城(千葉)
123.滝山城(東京)124.品川台場(東京)
125.小机城(神奈川) 126.石垣山城(神奈川)
127.新府城(山梨) 128.要害山城(山梨)
129.龍岡城(長野) 130.高島城(長野)
131.村上城(新潟)132.高田城(新潟)
133.鮫ケ尾城(新潟) 134.富山城(富山)
135.増山城(富山) 136.鳥越城(石川)
137.福井城(福井) 138.越前大野城(福井)
139.佐柿国吉城(福井) 140.玄蕃尾城(福井・滋賀)
141.郡上八幡城(岐阜) 142.苗木城(岐阜)
143.美濃金山城(岐阜) 144.大垣城(岐阜)
145.興国寺城(静岡) 146.諏訪原城(静岡)
147.高天神城(静岡) 148.浜松城(静岡)
149.小牧山城(愛知)150.古宮城(愛知)
151.吉田城(愛知) 152.津城(三重)
153.多気北畠氏城館(三重) 154.田丸城(三重)
155.赤木城(三重) 156.鎌刃城(滋賀)
157.八幡山城(滋賀) 158.福知山城(京都)
159.芥川山城(大阪) 160.飯盛城(大阪)
161.岸和田城(大阪) 162.出石城・有子山城(兵庫)
163.黒井城(兵庫) 164.洲本城(兵庫)
165.大和郡山城(奈良)166.宇陀松山城(奈良)
167.新宮城(和歌山) 168.若狭鬼ケ城(鳥取)
169.米子城(鳥取) 170.浜田城(島根)
171.備中高松城(岡山) 172.三原城(広島)
173.新高山城(広島) 174.大内氏館・高嶺城(山口)
175.勝瑞城(徳島)176.一宮城(徳島)
177.引田城(香川)178.能島城(愛媛)
179.河後森城(愛媛)180.岡豊城(高知)
181.小倉城(福岡) 182.水城(福岡)
183.久留米城(福岡) 184.基肄城(福岡・佐賀)
185.唐津城(佐賀)186.金田城(長崎)
187.福江城(長崎) 188.原城(長崎)
189.鞠智城(熊本) 190.八代城(熊本)
191.中津城(大分) 192.角牟礼城(大分)
193.臼杵城(大分)194.佐伯城(大分)
195.延岡城(宮崎)196.佐土原城(宮崎)
197.志布志城(鹿児島) 198.知覧城(鹿児島)
199.座喜味城(沖縄) 200.勝連城(沖縄)

100名城との出会い

ある日テレビを見ていてふと気付いたんです。「金閣寺見た事ないな。」テレビで何度も見ていたために金閣寺に行った気になってたのですが一度もありませんでした。暇を持て余してたので京都観光でも行こうと早速お得きっぷを検索します。日ごろ大変お世話になってる近畿日本鉄道から京めぐりという近鉄電車指定区間と京都市営地下鉄・京都市バス・京都バスフリー区間乗り放題のおトクな切符がありました。(現在も発売されてます。2022年6月20日時点)購入した時に観光マップももらったので金閣寺・銀閣寺・清水寺を入れてより多くを巡れるルートを探します。そして、二条城をスタート地点としたルートを決めて出発しました。昔から社会科全般苦手だった私は二条城のことは聞いたこともありませんでした。休日だったので観光客がたくさんいたおかげで迷子になることもなく無事二条城に到着。門?の色が豪華で感動。この日の京都観光で一番印象に残ったのが二条城でした。

ちなみに目的の金閣寺は普通にありました。バス下りてちょっと歩いたらそこにありました。もっと苦労して出会いたかったのですが、あっさり出会っちゃってなんか勝手にがっかりしました。

そんなこんなで偶然二条城を知ることとなり、感動し私の日本100名城めぐりがスタートしました。